13.Team KK-LWtSR(呉工業高専)
「牡蠣殻を用いた持続可能な下水道事業の提案 〜Local Waste to Sustainable Resource〜」
「下水道×地域×得意分野=下水道×牡蠣殻×資源循環=第3世代の下水道」をコンセプトとし、現有施設を最大限活用した省エネルギー・資源循環型の下水処理システムを提案する。本提案では、広島県の課題となっている牡蠣殻(廃棄物)を活用し、下水処理だけでなく「じゅんかん育ち」の作物を生産するシステムを提案する。下水処理は、現状の反応槽を嫌気槽と藻類槽に改良することで、処理に必要な電力を大幅に削減すると共に、藻類による栄養塩除去(高度処理)の達成を目指す。藻類槽内に牡蠣いかだを浮かべることで、牡蠣殻表面に増殖した微生物による効率的な下水処理をおこなうと共に、沿岸地域では牡蠣の生産も狙っている。現状の沈殿槽は人工湿地に改良することで、作物と再生水の同時生産をおこなう。また、自然流下のみで簡易的な下水処理をおこなう牡蠣殻散水ろ床も提案し、災害時における衛生環境の維持も目指す。